医療機器の購入・リースについて
ご質問の答え
医療機器は購入かリースかどちらがいいですか?
これについては、「手持ち資金(自己資金)の金額」、「借り入れた場合の返済期間」、「金利」、そして、その医療機関の「利益や適用税率」等各種の条件によってもどちらが有利か判断は様々です。
ただ、一般的には
- 自己資金
- 親族借入(資金の援助)
- 銀行借入
- リース
という優先順序で考えられるのがいいかと思います。
各種の開業準備のマニュアルには「リースは支払の都度、必要経費にできるので有利です」と書かれているのをみかけますが、購入した場合も一定の耐用年数に応じて「減価償却」という形で必要経費に算入することができます。よって、必要経費となる金額についてはほとんど大差がありません。
銀行借入の場合は「金利」がかかりますし、リースの場合は「金利+手数料」がかかってきます。もちろん、これらは必要経費になりますが、手元から支出される金額は間違いなく増えてきます。
よって、上記に掲げた優先順位でいいかと思います。しかし、たとえ有利とわかっていても、資金的な余裕度をみて当然のことながら、「銀行借入」をしたり、「リース」を組んでいく必要はあろうかと思います。開業当初の資金準備が必要な方はリースにすることによって手許資金を確保することができます。