先生の生命保険や休業(所得)補償について
ご質問の答え
他の開業医の先生は、生命保険や休業補償等はどのようにされていますか?
加入目的によっていくつかのパターンがあります。
- 1.死亡時への対応
- これは「生命保険」での対応となりますが、借入金の返済や遺族の生活保障が加入目的です。又、手術や入院時の「見舞金」等の補填金も加入目的のひとつです。
- 2.病気、けがへの対応
- 「休業補償」あるいは「所得補償」と呼ばれるもので、いずれも病気やけがでの診療ができなくなった場合に一定の所得金額を補填するものです。例えば開業医の場合、1ヶ月あたり100~300万円が一般的のようです。(所得額や必要資金額によって決定します。)資金使途は生活費、医療費、借入金の返済原資、そして代診Drの人件費等の医院維持費用です。
上記(1)と(2)の大きな違いは、病気やけがで長期入院を余儀なくされた場合(生存時)の補償内容です。生活費や復帰時に備えるための医院維持費は(1)でないと補えないということです。この辺のことは、先生の借入総額、必要生活費、医院の1ヶ月の必要資金を把握してから設定した方がいいと思うので、今後の開業支援の中で設定していきたいと思います。